今回のリノベガイド実践編は電気・水道の配管から水回り設備の設置になります。専門的なことも多いためプロに依頼。基本的にはお任せになったのですが、コツなどを教えてもらえて勉強になりました。

1.プロに依頼する

2階にトイレやシャワーブース、キッチンを設置するためには給排水の配管や電気の配線が必要です。ガスの配管を依頼したときもそうですが、配管や配線は失敗すると漏水したり、電気が使えなかったりと後々大変なことになるためプロに依頼することにします。
前回では工務店に見積もりを依頼し、相談をしていたのですが、結果としてコストや工事スケジュールが合わない部分もあり、別のプロにお願いすることになりました。改めて現場で相談し、柔軟に対応してもらえることになり一安心。まずは水道と電気の配管、配線の作業をしてもらいました。

2.水道の給排水の配管

(左:床の構造に穴を開けます。 / 右:ここに給排水の配管が通ります。)

2Fにシャワーユニット、トイレ、洗面のスペースを作っていきます。調べて貰ったところ、既設の給排水管が機能していないことが分かり、1F〜2F間は新たに配管をすることになりました。まずは1Fにあった給排水の配管から分岐させて上げてくる必要があるため、2Fの床に穴を開けました。(基本的に構造体に穴を開けることは少ないため、しっかり確認してもらってから行いましょう。)

(左:1Fから上げてきた配管 / 右:3Fへの配管)
(グレーの配管が排水、白の2種が温冷水の給水管、グレーのコードが電源線)

シャワーブースやトイレのおおよその位置を決めて配管をしていきます。3Fに洗濯機置き場もお願いしたので、上階にも給排水管を通してもらいました。作業途中で教えてもらったのですが、既設の水道管から水漏れがあったとのことで修理もしてもらえ、助かりました。また、電源コンセントの位置や照明器具の取り付け位置も伝えて、電気の配線も合わせて進めてもらいました。

3.シャワーユニットと間仕切り壁を作る

(サクサクと組み立ててもらえました。)

続いてシャワーユニットの組み立てを行いました。今回はユニットバスのシャワーブース含め、トイレや洗面、キッチンとそれぞれの水栓など施主支給にしてもらいました。自分であれこれインターネットやホームセンターで購入して、ずいぶんコストダウンになったものの、それぞれの仕様やサイズを間違わないように選ぶのは楽しくもあり、大変でもありました。シャワーブースの組み立てと設置も個人で行うことも可能ですが、作業時間も考えるとプロにお願いした方が良いかもしれません。

シャワーブースの位置が決まると、そのサイズに合わせて間仕切り壁を作ります。ここは脱衣スペースにもなるので扉も付ける予定です。扉の設置には壁の水平垂直をしっかり出しておかないと、扉がうまくはまらなかったり、開閉の動きがおかしくなったりします。

(左:垂直を出しているところ / 右:壁ができてきました)

4.電気の配線

壁下地に合わせて、電気の配線も進めていきます。必要なコンセントの数やスイッチの場所などを相談し、配線と設置をしてもらいました。


古い建物のせいか、コンセントの数がとても少なかったので、なるべく多めに設置してもらうことにし、既存の使えそうなところはそのまま使用することにしました。コンセントカバーやスイッチもこだわりたい部分ですが、そこは最終の仕上げと合わせて考えることに。

5.水回り設備の設置

(左:洗面 / 右:キッチン、配管が通るため少し床を上げている。)

水回りの床下配管は排水が流れるように勾配が必要なため、浴室部分とキッチンの床は高くなっている仕様に。床が出来上がったら、購入したそれぞれの設備を設置していきます。水栓を取り付け、トイレは床にクッションフロアを張った後に取り付けて完成です。

(トイレもつきました。)

6.目標期間に間に合わず…(後編まとめ)


DIY初心者として色々調べたり、失敗したりしながらのこのチャレンジ。お願いしたプロの人からちょっとしたコツや考え方を教えてもらえたのはとても勉強になりました。電ノコの使い方から、水平垂直の簡単な測り方などなど。あと当然ですがプロは作業が早い!私が平日働いている間にもどんどん進んでいきました。

ただ、工務店とのやり取りや、自分の仕事の状況もあり、目標としていた3月末の完成には大幅に遅れてしまいました。今回の後編で最後の予定でしたが、最後の床貼りや仕上げについては特別編として、記事にすることになりました。引き続きお楽しみに!

※記事内の文章は原文を尊重しています。