
リノベガイド2回目は「天井」です。天井のリノベーションで天井を取りたい派ですか?それともとりたくない派でしょうか?
天井を取る場合の大きなメリットは何より天井高が上がることではないでしょうか。開放感がUPして気持ちいいですよね。そのかわりに天井の構造が剥き出しの状況になります。今までは見えなかった配管・配線が丸見えになり、構造の汚れもあるかもしれません。これらをそのままでも良しとするか、またはきれいにまとめられるかがリノベーションのポイントになります。

3タイプの構造
一般的な住居の構造は「鉄筋コンクリート造」「鉄骨造」「木造」の3タイプがあり、ぞれぞれデザイン(見栄え)が大きく違います。天井材を取る場合、まずは建物の構造を把握しましょう。

木造は文字通り木で出来ており、鉄骨造は鉄骨で出来ています。鉄筋コンクリート造はコンクリートで出来ていますが、その中に鉄筋が埋め込まれています。細かく見ていくと様々な特徴や工法、メリットデメリットがありますが、まずはざっくりした構造・素材の違いを理解してください。
「鉄筋コンクリート造の天井リノベーション」

上の画像は鉄筋コンクリート造の、柱梁が剥き出しになったいわゆるスケルトン(裸)の状態です。天井を撤去する場合、塗装せずにそのまま剥き出しの状態で、照明配線だけをまとめて、無骨なコンクリート面をそのままみせてしまうという方法があります。
汚れなどを「味」として許容するかどうかは人によって好みが分かれるところです。そのままではいやだ、という場合は上から白くペイントするだけで、とても明るくなりますし、清潔感がでます。(下の画像は白くペイントしたリノベーション例です。)

「鉄骨造の天井リノベーション」


鉄骨造の天井材を取り払った状態の画像です。鉄骨の梁や波板、ダクトなどが工場のような雰囲気を醸し出します。ただ、鉄骨造は天井をとってしまうと断熱・防音性能が劣ってしまうので対策や考慮が必要です。
下の画像はリノベーション例です。グレーの鉄骨と白い壁で木の質感を際立たせ、雰囲気が大きく変わりましたね。

「木造の天井リノベーション」

こちらは木造の天井裏の様子です。年月を感じさせる梁や構造材が見え、木の温もりを感じることができるのも魅力です。勾配屋根ではかなり天井高が上がったりすることもあり、その場合は空間が一気にダイナミックになります。木造も鉄骨造と同じく天井を抜くと断熱や防音性能が劣るので、対策考慮が必要ですし、勾配天井の場合は更にコストがかかったりすることがあります。

▪️天井裏のこと
リノベーションで天井材を取る場合、まずは事前に専門家と一緒に点検口から天井裏を覗いて見てください。(浴室や収納などに点検口があることが多いです。)天井高や梁の高さ、配管や断熱などの天井裏をしっかりチェックしましょう。


天井材を取り払うと、天井裏に隠されていた電気・ガス・給排水・換気などの配管、配線が丸見えになってきます。きれいにまとめられていればいいのですが、ほとんどの場合はそうではありません、雑然としていた配線、配管をまとめなおすことが必要です。基本的に排水管以外は自由度が高くまとめることができます。最初のステップとしておすすめなのが、不要な配線や配管を確認して取り除くこと。これだけでもずいぶんスッキリします。(ここも必ず専門の人に相談しましょう。)
▪️良いことばかりではありません。天井をとるデメリットについて。
天井のリノベーションは良いことばかり…でもありません。
昔から防音や空調効率、配管・配線を隠したりするために天井を張るという工法がとられてきました。リノベーションで天井材を取り、天井高をあげるには先述した配管や配線のまとめ方を含め、防音、空調効率の低下などがデメリットとなってきます。(特にマンションの最上階や戸建ての最上階は天井材を取ることで、空調効率が大きく低下するため注意が必要です。)対策(防音材や遮音シート、断熱材を使うなど)にコストがかかったりもしますが、そのぶん(それ以上?)得られることも多いのでここで解説したことに注意しつつ、ぜひチャレンジしてみてください!
次回は「壁」について解説していきます!お楽しみに!