ホーム下の共同活動基地
阪急王子公園駅のホームの真下にある高架下物件です。天井が高く、以前入居されていた接骨院さんが鉄骨を組んでロフトをつくっていました。真上がプラットフォームで2Fロフトの壁の向こう側がすぐ線路なので電車の音が頻繁に聞こえるので打合せや会話が途中で遮られるのが物件の特長です(笑)
1970年生、大学卒業後出版社勤務を経てドイツ木材メーカーの輸入代理店に勤務。2009年に間伐材を活用した打楽器「カホン」を手づくりする「カホンプロジェクト」を創設し、日本全国の森との関わりを深め全国各地の地域材を活用したプロジェクトに携わる。2013年に、木に関わる情報と販売のプラットフォーム「SHARE WOODS」を設立。
全国各地の森林や林業関係者との関わりを深め、地域材を活用したカホンづくりのプログラムを展開し、森林とまちをつなげる木材コーディネートを行っています。
地元神戸では、神戸市公園緑化協会さん、神戸スマイルプロジェクトさんと共に「KOBEもりの木プロジェクト」を立ち上げ、六甲山の森づくりを支援するための市民を巻き込んだワークショップや、神戸六甲山ブランドの木製品づくりの試作などのお手伝いをしています。また、民有林の裏六甲の地域組合さんたちの商品開発なども推進しています。
阪急王子公園駅のホームの真下にある高架下物件です。天井が高く、以前入居されていた接骨院さんが鉄骨を組んでロフトをつくっていました。真上がプラットフォームで2Fロフトの壁の向こう側がすぐ線路なので電車の音が頻繁に聞こえるので打合せや会話が途中で遮られるのが物件の特長です(笑)
物件種別 | 高架下 |
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物件概要 | 延床面積60㎡ |
かかった日数 | 1ヶ月 |
お金のこと | 改装費120万円 |
阪急王子公園駅のホームの真下にある高架下物件です。天井が高く、以前入居されていた接骨院さんが鉄骨を組んでロフトをつくっていました。真上がプラットフォームで2Fロフトの壁の向こう側がすぐ線路なので電車の音が頻繁に聞こえるので打合せや会話が途中で遮られるのが物件の特長です(笑)
共同運営するミドリカフェのウチダさん、ウチダさんの奥さんのキミさんと自分の3人を中心に、仲間、元同僚などたくさんの方にお手伝いいただきました。仕事上でおつきあいのある業者さんにも低予算で無理を聞いてもらい、指導いただきながら床の施工を自分達でやったり、電気工事やファサードの木工事などプロにお任せする部分以外は、大体自分達と仲間に手伝ってもらいました。
本当に偶然、10年来の友人であるミドリカフェのウチダさんと一緒に物件を見てまわったのがきっかけでした。僕自身は当時、元町に事務所があり、商品の木材等が増えてきて手狭になってきたので店舗販売もできて長い天板なども展示できる天井の高い物件をさがしていました。ちょうど同じ時期にミドリカフェさんも事業を、カフェ運営より本業のランドスケープデザインのほうに軸を移していこうとされている時期だったようで、お互いの事業の方向性も非常に近かったので一緒にやろうということになりました。六甲山の森の活動するひとたちの情報のプラットフォームになればと思い立ちました。
一緒にやろうと年末に決めてから3月のオープンまで非常に時間がない中で、お互いの仕事をしながらのDIYでもあり、施工期間は苦行の毎日でした(笑)。
毎日、様々なハプニングが起こり、間に合うかどうかのせめぎ合いの中でも、建具がついて、カウンターや床が出来て行く様は、感動的でした。
楽しかったのは、仲間に手伝ってもらいながらいろんな話をしたり、近所のおばちゃんやおっちゃんが、「なにができんの?」と声をかけていただいてまったりする時ですね。
無骨なブロックの壁や天井の高いところ、梁のアーチなどの素材感が気に入っています。2Fのロフトは、真上がプラットフォームで目の前のブロックの向こうが線路で、屋根裏のような雰囲気も良いです。もう、塞いでしまったのですが、2Fの角の壁が穴が空いていて、電車の車輪がみえるのと、反対側のホームの人が立っているのが見えるのがとても訪問者には好評でした(笑)。ちょっと怖いので塞いでもらいましたが少し名残惜しい感じもします。
阪急王子公園駅から春日野道駅あたりまでの高架下に個性的で面白い入居者が集まっています。家具クラフト、工務店、DIY、革、カバン、靴、アイアンなどのアトリエや工房、ダンススタジオやギャラリーなど、異業種、同業種含めて、情報交換したり仕事でコラボしたり仲良くさせてもらっています。隣の散髪屋さんとは挨拶程度なんですが。笑
シェアウッズとミドリカフェが六甲山の麓にお店を構えたのも偶然の必然という気がします。ミドリカフェは森をフィールドに「土づくり」や「植物」を、シェアウッズは森のフィールドに「木材」を。お互い、六甲山というフィールドを軸に、森という資源の可能性を再構築し、まちのひとたちに繋げていけたらと思っています。
共同で運営する「HASE65 ハーゼロコ」といういうお店の名前の由来も、「HASE」はドイツ語で「うさぎ」で、うさぎは森の使者を意味します。「65 ロコ」は、六甲山の語呂合わせと同時に、ローカルという意味付けもしています。ですので、僕たちの森の活動に賛同し集まってくれるひとたちのコミュニティの場になっていけばと思っています。
HASE65 ハーゼロコ
https://www.facebook.com/kobe.hase65/
ミドリカフェ
http://midoricafe.jp/
SHARE WOODS
http://www.share-woods.jp/